074:フロントフォークシール交換【オーリンズSKFシールキット】 |
あーついにきた。 フロントフォークのオイルシールから漏れ(滲み)がでてきました。 今回は、シール交換を自分でやってみましたので、メンテナンスのカテゴリーにUPします。 |
ちょうど走行距離が33000kmくらいでしたかね。 前回漏れで、スクーデリアオクムラさんとこへOHに出したんでした。 その時の走行距離が22500kmだったので、約1万キロちょっとか。。。。 距離は大して走ってないですが、2019年1月なので、年数が4年半くらい経ってます。 まぁ、ゴム部品の劣化は仕方ないので、すぐにパーツ手配します。 |
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自分で作業するにあたって、 純正シールにするか社外のシールにするか悩みましたが、 SKFのシールキットが意外と評判が良く、 Webikeでも手配できそうだったので、早々に発注。 漏れてるのは片側でしたけど、こういうのは同時に両側交換します。 片側 ¥4730.- ×2個 |
高いか安いかで言うと、 高いですけどね(笑) いや、まぁゴムパーツって意外と高いんですよ。 原価はビックリするくらい安いんでしょうけどね。 黒と緑とあったんですけど、 緑を選択。 |
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で、、、これも手配。 なんでしょう??? |
これは、オーリンズのトップキャップを外す工具です。 FG811用 8ピンソケット ¥3500.- |
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フォークオイルも手配しておきます。 1Lで¥3200.- くらい。 量が心配なんですよねー。足りるんかいな?? 余計に買っても、次に使うのんって、約5年後だと考えるとピッタリ量を買いたいので、一旦1Lで挑戦します。 計算ではギリ足りる予定。 |
前回までは外のクルマのガレージで作業してましたが、 ようやくバイクガレージで本格的にメンテができるようになりました。 ホイストあるので、バイク吊ってひっくり返したりできます。 |
今先に、カウル等の外装パーツやら、カウルステーも外しておきました。 スマホホルダーとかも邪魔になるんで外しておきます。 |
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先にフォークの突き出し量を確認っと。 15mmですね。 記録しておきます。 |
で、、フォークを外す前に、 トップキャップを先に緩めておきます。 これを忘れると後からキャップを緩めるのに苦労しますので、 素人作業はクランプされている状態で緩めておく方が良いです。 |
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リアはスタンドに掛けたまま、 フロントのステムに近いところのフレームにスリングベルトを掛けて 吊っていきます。 |
ホイスト最強。 ひょいっと上がります 過去には、ラッシングベルトと単管パイプで吊ってたんで、 結構めんどくさかったんですよ。。。。 |
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ブレーキキャリパーを外しついでに、 フロントのホイールベアリングに問題がないか回して確認。 スムーズに回ります。 ホイールアルマイトを4回目の車検の後に行ってるんで、 23000kmくらいか。 そう考えるとまだ1万キロくらいしか走ってないので、 まだまだ大丈夫でしょうね。 |
さて、では買った工具でトップキャップを緩めます。 傷防止の為にピンの奥にはゴムブッシュが付いてたり、 オーリンズを傷つねないような心遣い。 ありがたや。。。 |
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フロントを吊ったままで、クランプ緩めて フォークを下に引き抜きます。 オイルは漏れるわ、汚れてるわでドロドロです。 |
トップキャップを外して、 ナットの締め込み量を確認しておきます。 |
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パーツを取り外し、 インナーカートリッジのロッドとスプリングを取り出します |
インナーカートリッジを指で押さえながら、 オイルを排出すると、、、 |
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スプリングの下にあったカラーが出てきます。 これも取り外し。 向きを確認しておきましょう。 |
で、その後は インナーカートリッジの中から小さいピストンとスプリングが出てきます。 こちらも向きを確認しておきます。 |
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この状態で、インナーチューブとアウターチューブが 分離できるようになります。 手で引っ張るとスポン!と抜けます。 |
ダストシールもオイルシールも付いたまま外せます。 分離してから各シールを取り外していきます。 ダストシールは簡単に手で外せますが、 オイルシールがちょっと手ごわいです。 サークリップが付いているので、先にそれを外したのですが、 マイナスドライバーとかでコジると アウターが傷だらけになりそうで一旦手を止めます。 |
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ここはちゃんとしておきたいので、 アストロプロダクツにオイルシールのプーラーを探しに・・・・・ 店員さんとしばらく一緒に探してもらって 見つかりましたよ! 良かった・・・・在庫あって。 では帰って続きをやろう。 |
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アウトロプロダクツ T型オイルシールプーラー!! ¥2200.- くらいやったと思う。 |
グリグリっとやったら、 さすが専用工具。 あて布してやりましたけど、アウターチューブへの ダメージは無し! キレイに取れました。結構な力で圧入されてるので、 マイナスドライバーでやってたら エライ事になってたと思う・ |
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黒いのが外したシール。 左側の銀色のワッシャーはそのまま流用。 黒いスペーサーは純正の高さに合わせる為のもの。 次に緑色のオイルシール 押さえる為のサークリップと最後はダストシール。 |
ホレ! キレイなもんです。 | |
組付けにはシリコングリスを使って シールのリップを保護しながら組付けます。 |
ちょうど、 ピカールの小さな缶が外径ピッタリサイズだったので、 これを使って圧入します。 こりゃエエ!! |
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ダストシールは手で圧入できます。 |
後は後ろに見えてるインナーチューブをキレイに掃除して そっと差込みます。 |
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できたらひっくり返して、 オイルを注ぎます。 Motulのオイル、てっきり赤やと思ってたら フツーのオイル色でした(笑) オイルの油面は155mmですが、 あえて少し少な目の150mmにしてみます |
油面調整が結構めんどいですが、 調整できたらカラーを入れて・・・ |
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スプリング入れて。。。。 トップキャップとその下のパーツを組み上げます。 これが結構手こずった。。。。。 |
手がオイルでベタベタだったので、 写真がほぼなく 一気に組み上げ(笑) 前に買ったバイスが役に立ってます。 |
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当たり前ですけど、 フォークは2本あるんでもう1本も同じように交換作業。 さすがに2本目は早いです。 あ! オイルですが1Lでなんとか足りましたーーー!!! |
クランプを締める前に フォークの突き出し量を測って元の位置へ。 |
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突き出し量の調整が済んだら、 クランプボルトを軽く締めます。 フォークキャップを締めないと。 |
再び登場。 これでトップキャップを締めます。 トップブリッジのクランプのトルクは22N.m フォークのアンダーブラケットのトルクは 14N.mだそうです。 想像以上に弱いトルクです。知らなかった・・・・ フォークが取り付け終われば 後は元通り組み直します。 やっと終わった・・・・ |
シール交換後に試走したんですけど、しばらくオイルが滲んできまして、 ひょっとして手順間違ってシールを損傷させたかインナーパイプがどうにかなったのかと思いましたが、 しばらく走るとピタっと止まりました。 良い感じです。 雨天走行の後は表面のオイルが流れてしまうのと泥や汚れで シールが傷みやすいので、シリコングリスとか塗ってあげるのがいいのかなぁ? しばらくはこれで大丈夫だな! |
前回OH時 メーター 22,500km 今回シール交換時 メーター 33,000km 4年半で10500km 前回よりちょっと少な目 (まぁこんなもんでしょ) 全体の費用を記録しておきますか SKFシールキット \4700.- 2セット:¥9400.- Motulフォークオイル \3200.- (1L) AZシリコングリース ¥800.- フォークキャップ工具 フォークキャップ用8ピンソケット(OHLINS fork FG811用)¥3500.- アストロプロダクツ T型オイルシールリムーバー ¥2200.- 計 \19100.- いや〜!!想像以上に安く仕上がりました。 オクムラに出したら5〜6万掛かるんじゃないですかね。 工具代は掛かりましたけど、十分元が取れるくらいです。 スライドメタルの交換は自分では無理だけど、シールだけなら次も自分で交換するかなぁ。。。。 オーリンズは比較的簡単みたいです。 ショーワとかのフォークの方がてこずりそう。。。。。ですね。 |