026:タイヤ交換

2015/06/13


ちょうど
2015年春ツーリング終わりの走行距離が12615km バイク購入から
早いものでもう2年が経ちます。
来月には車検もありますし、きちんと整備しなければいけません。


タイヤがもうエエ加減ツルツルですので、交換する事にしました。





メーカー純正の購入時に装着されているタイヤは、
ミシュランの Pilot Power 2CT 
一応、ハイグリップタイヤです。
それでもこの距離まで持ちこたえました(笑)

いや、、スリップサイン出てるんでもう十分天寿を全うされたのです。


さて、これまでバイクのタイヤはそう何回もやってませんが、
自分で交換したり、ショップでやってもらったり色々でした。

せっかくレーシングスタンドあるんやし、
ホイールくらい自分で外せんとね。。。って事で、
タイヤを見てみますと、ハイこのサイズ! (笑)
片持ちセンターナットの大きさはなんと55mm

まぁ、こんなサイズのソケットなんか持ってるはず無いし。



で、工具を手配。
これはフロントアクスルのキャップボルト用。

専用ではないですが、30mm これもまた微妙なサイズ。
まぁ、あんまり使わないサイズですねぇ。




でっか!! そして重い!!

コーケン製です。





普通にホームセンターには売ってないサイズです。
いや、売っててもTONEとかKTCとかだと高いと思います。
で、、、またしても、Amazonで準備しました。

30mmの6角ソケットが1000円、55mmの12角ソケット5000円。

結構な出費です。




いよいよ外しに掛かります。
まずは緩み止めのクリップを外します。

ラジオペンチを使うと作業しやすいです。
このタイミングではまだスタンドでUPしていません。




外したクリップ。

リアのアクスルシャフトに小さな穴が空いてまして、
クリップの端を入れる事により、抜け止めになっています。






ようやくコイツの出番です。


フィッティングはガタつきも少なくて上々です。
やるやん! コーケン!!


で、、、事前に調べていると
このナット、実に230N というアホみたいなトルクで締め付けされてる
らしい。。 ナメたらエラい事になるなぁ。。

過去に、NSRのクラッチ分解時に必要を感じて買った
ブレーカーバーと組み合わせて使います。

このブレーカーバーは、タホに乗ってた際にも硬すぎるホイールナット外し
とか、食洗機を付ける際にナット外したりと、
意外と役に立ってるんです。

慎重に。。。
ギアを入れて、瞬間的に体重掛けて上から押します。
何度か繰り返すと、ぐぐっと・・・・・動いた!!

あーよかった〜。。。。ナメずに済みました。

ナットは少し緩んだ状態で、
スタンドを掛けます。

その後で、ナットを外します。
薄いワッシャーと、テーパー状のカラー
を外すといよいよホイールが外せます。


ホイールを外す時は、単純に手前に引っ張るだけなんですが、
キャリパー等をホイールに当てないように
ご注意を。

わたしゃ、コツンと当ててしまいました。

気をつけようっと

こうするとチェーンの裏側も清掃しやすいですね。
ついでなんで、注油と清掃を実施。

リアのアクスルシャフト。
テーパー状になってます。

締め付けるとセンターが出るようになってるんですね。
ホイールナットの緩み止めピンはこの穴に固定するようになってます。



次はフロントです。



リアはあの巨大なナットと強烈な締め付けトルクが
難関でしたが、フロントはこの構造が面倒です。

一般的なホイールの外しと若干異なる点が
あるかもしれませんが、あくまで私の備忘録ですので、
そこんとこよろしくお願いします。

作業性を考え、フェンダーを外します。

ビス4本なので、あっと言う間です。

改めてカーボンの軽さを実感する瞬間です。

あ、フェンダーの後ろ側にブレーキホースの留め具があります。

次にAELLAのスライダーを取り外し。

両側から6角ボルトで締まってるので、
供回りしないように外すだけです。

まだまだ作業的にはサルレベルです。
アンダーカウルを外し、オイルクーラーの前のカウルも
外します。

とにかく、このバイクネジが多い!!
ここに到達するまでに相当な数のネジを外さないといけません。
オイルクーラーガードを外します。
枯葉やら、虫の死骸、砂(小石)で、結構な汚れ具合です。



オイルクーラーも
フロントバンクのヘッドカバーも、
跳ね上げた砂+オイル汚れで真っ黒


清掃が大変だ!
これがフロントアクスルの
キャップボルトです。 30mm
アルミ製なので、モンキーレンチとか
オープンレンチ系で外そうとすると傷だらけ
になるような気がします。
ここはソケットで、緩める。

フォークの下側の六角ボルト片側で2本づつありますので、
緩めておきます。
次に、巨大なブレーキキャリパーを外します。
ボルトは2本で留まってるだけですが、
キャリパーサポートとキャリパーの間にアルミ製の
ワッシャーがありますので、失くさないように。

このキャリパーを外すのにちょっとコツが要ります。
知恵の輪とまではいきませんけど、
無理に外そうとするとホイールに当たります(笑)

ローターを使いながら、パッドを広げつつ
手前に回転させながら抜き取る!

文字で書くとわからんですね。

キャリパーは2つあるので、左右とも外します。

外したキャリパーは???

先人達の知恵を借りて、
キャリパーはこうやってタオルかなんかに包んで
吊っておくと気にしなくていいです。

ようやくここで、フロントを浮かせます。
1098Sは、どこかで書いたかもしれませんが、
ステムの下に穴が無いので、市販の一般的な
”フロントアップスタンド” が使えません。

ホイール外すだけなら、簡易的なキャリパーサポートから
持ち上げるスタンドが売られているのですが、
これまた1万〜2万くらいします。
あれば便利なんでしょうけど、
そう何回もタイヤ交換しませんし、
フロントフォークを外したい時には意味が無いんで、
フロントバンク側のエキパイに布をたくさん挟んで
ジャッキアップする事に。

※これは推奨するものではありません。


純正のエキパイなので、潰れる事は無いと判断したので、
こんな方法を取ってますが、
社外品のフルエキマフラーとかだと、
ジャッキアップした瞬間にエキパイがベコリっと凹む
可能性が大いにあるので注意です。

フロントを浮かせたら、ゆっくりとアクスルシャフトを抜きます。
きちんとグリスアップされてれば
にゅ〜っと抜き取れます。

ちょうど、フォークの裏側だとかフェンダーで隠れていた部分が
これで全てアクセスできるようになりましたので、
きれいに掃除しましょう。

外れた外れた!

けど、このままって訳にはいきません。

ホイールはブレーキダストやらチェーンオイルで
結構汚れてますので、まずは清掃して洗います。

ホイールの清掃と洗いが終わって、乾かしてる間に
フォーク廻りの掃除をしたり、リアのチェーン廻りの清掃をします。

こういった作業をゆっくりとしたいので、タイヤ交換で車両持ち込みしないのです。

今回、 
”タイヤはお店で交換してもらう” で、いきます!

自分で(手組みで)タイヤ交換しない理由?

■ホイールが傷だらけになる
■そもそも手組すると作業が大変(時間が掛かる)
■組み換えた後のバランス取りが面倒
          ⇒ というか片持ちホイールのバランスとか自宅では不可
■交換後の廃タイヤの処分に別途費用が発生する。


と、こんな感じです。
タイヤはお店で購入するとなると、やっぱり作業までお願いしたほうが
効率が良さそうです。

さて、タイヤ交換をどこでお願いしようかと考えておりましたが、
ジャパンタイヤセンターに行こうと思ってたのですが、
ゴールデンウィークで、キャンペーンセールが終了してしまった様子。 あうあう、、、

あ、そう言えばもっと近くに良いお店があるじゃないか!

藤原タイヤセンター!! 


画像はお店のHPからの拝借ですが、
倉庫みたいな佇まいです。
いつもお墓参りに行くときに、横を通ってますがバイクがよく停まってるので気になってました。

http://www.eonet.ne.jp/~fujiwaratire/index.html


2輪だけではなく、4輪もあります。
道を挟んだ向かいにも倉庫みたいな
建物がありました。

上からスタンドがいっぱいぶら下がってます。
車両持ち込みの場合はこの赤い床のところで、
ホイールを外したりの作業をやってるようです。
道具がきちんと片づけられていて良いですね。
中古のタイヤなんかもあって、
お安く提供されてます。
これはこれで ”アリ” だと思いますね。

タイヤの交換工賃は車両持ち込みの場合は一般 \2500.-/本 ですが、
外車の場合 \3500.-/本となり、前後で\7000.- となります。

今回、ホイールを外して持ち込みしてますので、
\1500.-/本 となり、前後で \3000.- となり、差額で工具は買えないので、
次回交換時から費用対効果が出てくる計算となります。

ですが、、、やりたかった事は各部の掃除等のメンテナンスですので、
非常に満足度は高いです。

作業は非常に丁寧で、作業後の説明や空気圧等もきちんとチェックし、
最後はホイールの傷やバランスウェイトの確認もきちんとされていて
安心しました。

今回選択したのは、
メッツラー(METZELER)Sportec M5 Interract

F: 120/70 17
R: 190/55 17


ミシュランも良いと思いましたが、
ツーリングメンバーでも装着率高いですしね、
ただ、誰もまだ履いてない?であろうメッツラーにしてみます。
使った方の評価も悪くありません。
ホントはピレリのディアブロ SUPERCORSA SPとかのパターンが好きなんですけど、
溝が無さ過ぎ(笑) ほぼドライ専用みたいな公道タイヤなんで、センターだけが無くなるのも
目に見えてましたので、こちらに。

つーか、ロッコルとかロッソ2とかでも高い!!

象印のタイヤです(笑)

このタイヤを選んだ理由は、面白い仕掛けがあるのもひとつです。



元々履いていたミシュランの2CTもコンパウンドが2種類だったんですが、
M5もセンターは硬め、端のほうは柔らかめのコンパウンドが使われており、
ライフとグリップを両立させる配分となってます。


売り言葉が、「INTERACT 2nd Generationであなたのライディングをよりアグレッシブに!」

  • 自宅から自走して、そのままサーキット走行会でフルに「膝すり」をエンジョイ
  • 運悪く雨に降られても、安心のウェット性能で確実に路面をグリップ
  • 走り終えたら、「リーンインジケーター」でライディングチェック
タイヤのトレッド面に刻まれたインジケータがプレッシャーを与えます(笑)


Metzeler Sportec M5 Interact official video




フロントとリアのセット価格が税込 \35500.-

タイヤの交換工賃が、ホイールを外して持ち込み
しましたので、\1500.-/本

計 \38500.- (税込) にて交換が完了〜。

夕方ギリギリに行ったので、作業完了が18:45 でした。

帰ってきたらあたりは暗くなり始めてました。
今日はせめてフロントだけでも組み上げて、
ジャッキを外したい!

サイドウォールに書かれた M5のロゴ
保護材が塗ってある為か、白い粉みたいなのが全体的に付着してます。
今度洗車するときにキレイにしよう。

各部清掃も終わり、タイヤ&ホイールが無事装着されました。
フロントはアクスルシャフトの清掃とグリスアップを行っておくことをお勧めします。
ついでにホイールベアリングもチェックを忘れずに。

作業工程は基本的には逆の手順なんですが、
手がグリスまみれになりますので、カメラ片手には厳しい為省略とします。

これが実際のタイヤの
リーンインジケータ いつまでも 
”5” よりエッジ側は
刻印が刻まれたままになるような予感(笑)

そしてさらに強敵なのがコイツ

”象さんマーク” です。
一番タイヤのエッジに近いところに居て、
元気よく走り回る象さんは
なかなか消えてくれないんだそうです(笑)

タイヤの寿命が尽きるまで、ちゃんと飼ってやるからな!




これで安心して乗れるようになりました。
まだ走行してないのでインプレとかはできませんし、
象さんマークも消せないくらいだと思いますのでエラそうな事は書けません。

タイヤに関しては車検対応がこれにて完了。


さぁ、後は何キロ持つんでしょうかねぇ?