025:フレームスライダー装着

2014/09/27


実はすごい長期在庫でした。。。。
購入は2013年12月なんで、10か月も不動在庫のまま保管されてました。
ツーリング前にはいつも、「転ばぬ先の杖」として装着しておきたい衝動に駆られるのですが、
カウル外すのも面倒ですし、何よりもちょっと作業がおっくうになる理由があるからなんです。

来週はツーリングの予定ですし、長距離なんで一念発起して今回は
ちゃんと装着しようと思います。





箱にずっと入ってました。
購入した時のまま。。。

新品ですが、結構安くで買いました。




中身。

マニュアル等は一切入ってません。
シャフトとスライダーだけです。




スライダーはカーボンスリーブです。
黒い部分は、よく 
”ジュラコン” って言われてるアレです。

両端は金属製です。

カーボンはフェイクではなくて本物でした。



ツヤツヤ!!
形状が違うのは左右で区別しないといけないようですね。





金属製の外側は6つのネジで留まってます

と、この状態の写真撮影を終えて、
1年間の御蔵入り・・・・(笑)


なんでか!?



2014/09/26のBlogでも書きましたが、、、
http://keepk.sblo.jp/article/103937882.html

ここのナットのサイズが不明だった訳ですよ。
手持ちのロングソケットを差し込んでみたんですが、
15mmはナットに掛からず、17mmはゴソゴソ・・・・
奥にあるので、中間のサイズかはたまた特殊な規格!?




排気バルブモーターのそばにあるやつ。
フラッシュ撮影。






こっちはクラッチの横にあるやつ

これもフラッシュ撮影して
あ、普通の六角のナットやな・・・と確認できます(笑)

15mm と 17mm の中間サイズ?
って事は16mm!?

そんなナット使ってるの?
なんて思いながら、確信を持てないまま16mmのソケット買うの
は嫌やなぁ〜と、モヤモヤしてました。

買ってから10か月も!(爆)




今日、工具箱をゴソゴソしていると出てきたプラグレンチ。

ん??

をををを!! 16mm って書いてます。

これで緩められるかも!!



ピッタリ!!!

やった!! 

と、思ったのもつかの間。
首振りのジョイントのおかげで、回そうと思っても
トルクが逃げます。
これで無理したら、、、フレームはボロボロ、ナットはナメる。
挙句の果てはレンチも破損。
最悪怪我って事になりそうなので、

こんな変態なサイズのロングソケットを探しに行く事に。
近所のホームセンターには絶対無いと考え、
久し振りにアストロプロダクツ ⇒リンク
に、行く事にしました。



あるんですねぇ、、、16mmのロングソケット♪
ついで買いでT字ハンドルも買いました。

ソケット自体は \440.- リーズナボー!!


これがフレームスライダーを取り付ける
私の原動力になるのです。

やっぱ道具は合ったものが無いとやる気が出ません。



お〜〜さすが!!

ちゃんとサイズが合えば一撃ですね!
まあ、結構なトルクで締まってたんで緩めるには、
ブレーカーバーが活躍しました。

あんまり使わないんですけど、
すごいトルクで締まってるものを緩める時には必ず助けてくれます。

奥に入った、16mmのナットを取出します。



反対側は8mmの六角のロングボルトの頭が
あるんですが、ナットを締める時に使います。
ボルトそのものは車体右側から叩いて抜きます。

フレームスライダーに付いていたボルトを使って、
純正のボルトを叩き出していきます。

いきます!

アレ?

いけます?



アレ?? 抜けません・・・?



車体左側。

ここまで抜けてきましたが・・・・

あと一息ってとこでボルトがビクともしません。
反対側の叩き出しに使っているボルトを
ハンマーでガンガン叩くも
全然出てきません。

うーん。。。

グリースをスプレーしてみたり
引っ張ってみたんですが、、、後2〜3センチくらいが
引っかかってます。



この時にはボルトの構造が把握できていないので、
どこが引っかかってるかわからず手さぐり状態です。

ネットを徘徊し、オークションで””エンジンハンガーボルト””が
出品されている写真を見て、
ボルトの両端が少し膨らんでいる事が確認できました。

ボルトの段差は1mmも無いくらいなんで、
諦めきれずにガンガン叩きます・・・・

微動だにせず(笑)



そう言えば、NSRの時も過去のバイクでも
エンジンマウントのボルトなんて抜いたこと無いな・・・・

ちゃんとマニュアル読もう。

軒先でノートPC開けて電子マニュアルを読むと、

エンジン脱着の項に、
エンジンの自重で落ちてくるので、ジャッキアップ
するようにと書いてありました。

そうやなぁ、確かに重いもんなこのエンジン。
でもこんな事で抜けてくれる気がしない・・・・

と、思いながらキコキコとオイルパンのあたりを
持ち上げてみた。

スポン!!

え?



めっさあっけなくボルトが抜けました。

あうあう・・・・・・

ご近所の皆様、
ガンガンうるさくしてすみませんでした。。。



教訓:マニュアルは先に読もう


はぁ〜〜〜〜

やっと取り外せたぁ。。。。

手こずったなぁ。。。。
でもまぁ造りはちゃんとしてますね。わざとパイプの中の部分を細くしてるんだろうか?



フィッティングしてみます。
段のついてるほうが左側みたいです。
配線を逃がす為のようですね。


ぴったり!!

よくできてるのが、フレームのエッジと
接触しないような見事なクリアランスです。


純正シャフトが上。

フレームスライダーに付属していたものは下。
造りが全然違います。
スライダーに付属していたものは太いんです。ちょうど純正の両端の段付きが無い感じ。
ネジピッチも違うようです。

でもなんか安っぽい。


フレームスライダーのエンジンハンガーボルト。
右上のボルトは純正の物。
やっぱり比較するとネジピッチが違いますね。




ボルトの左右で、ネジ部の長さも違います。

マニュアル無いので、どっちが右側かわかりません。
とりあえす、スライダーの長い方(右)を
ネジの長い方にしてみます



ジャッキアップしたままなので、
ボルトはすんなり通りました。



こっちは右側



ナットを締めるには
スライダー先端のカバーを外します



アルミ製かなぁ?
ネジ6本で留まってます



ナットはナイロンのロックナットになってました。


締め付けトルクは60Nmのようです。

後はカバーを付けて装着完了。

やっと付きました



これだけ苦労して付けましたが、
このパーツ、
どちらもカウルの内側に隠れてしまうんですよね〜。











フレームスライダーは色んなメーカーから出ていて、
このタイプはカウルの内側に隠して取り付けるタイプです。
飛び出してる量が少なく、カウルの内側なので、万が一の転倒時は
カウルそのものは傷だらけになります。
ラジエターや排気バルブモーターやクラッチ、エンジンへの損傷は
軽減できると考えています。
左側は、ちょうどウォーターポンプがある部分が出ていますので、
そこを守るのがコイツの役目だと思っています。

できればお世話になりたくないんですが、
何があるかわかりませんもんね。。。。

転ばぬ先の杖です