019:自作(流用)USB電源製作

2014/04/12
身の回りの電子デバイスは、iPhoneに始まり、
ハンディナビ、iPod等、USBでの充電が必要な物が増えてきました。

バイクを買った時から構想は練ってまして、
100円ショップで、USB電源を見つけて、2013年の11月にBlogでも
書いてますね。

http://keepk.sblo.jp/article/80884918.html

春のツーリングの日程も決まりましたのでこちらも着手する事にしました。



じゃん! パッケージから取り出された
USB充電シガープラグ。

色? (笑) そんな事はどうでもいいんです。



DAISOにて100円でGET。

一応、1A流せると書いてあります。



シガープラグの形状のまま使用するつもりはないので、
さっそくバラしに掛かりましょう。
シールを剥がすと+ネジが出てきます。


プライヤーでゴリッと一撃。
半分にすると基板が出てきます。


しかしまぁこんな小さな基板上に
うまいこと収めてありますねぇ。
しかも製品として100円の売価でできるってのは
大量生産のおかげでしょうね。


マイナスの端子は邪魔なので取り外します。


小さなケースを買ってありますので、
収めてみました。
このケースのほうが購入金額が高いってどうよ?(笑)


パパの部屋はゴソゴソすると
配線は適当なヤツが出てきます


ケースにUSBコネクターの
口を開ける為にドリルを選定。


5mmくらいのドリルで穴を
開けました。



後は、ヤスリでコネクターとインジケータランプが
見えるくらいに四角く拡張。



いい感じです。


一応、コネクターの抜き差しを確認して
問題が無さそうだったので、
ホットボンドで固定。


フタを付けて完成!
Ducati1098はポジションランプの配線が
IGN(イグニッション)と似たような動きを
するので、そっちに接続をしてみます。










この後のメンテナンス記録にも出てくる予定ですが、
この状態でテスト的にiPhoneの地図でナビ(GPS)を動作させながら、
奈良の吉野まで桜を見に行きました、
GPSを稼働させつつバックライトも点いたままのiPhoneは、
充電しながらでもバッテリー残量が減ってきます。

GPSを動かさず、地図も使用しなければ充電はされますが、
使用しながらの充電はキツいようです。
どうしよっかな? 決してDAISOの充電プラグが欠陥という事ではありません。

もっと電流を流せるタイプでないとアカンのかなぁ??

しばらく考えてましたが、USBのコネクターも1つやし、
ナビも使う事を考えるとコネクターも2つくらいあったほうがエエなぁ〜
という事で、別の手を使います。





またまたAmazonで徘徊する事、小一時間。
この手の商品ってめちゃくちゃ多いんですね〜!!

要件は2ポートで、合計3A流せる製品を探して
なおかつ、小さなものという商品を求めて
ようやく決済の決断に。


メーカーはどこぞの中国製。
\460.-で購入。送料無料。
毎度ありがたいねぇ〜Amazonさん。

希望のポート合計3.1Aとあります
あんまり信用してないけど。


パッケージを開けてみます。
DAISOのやつより作りがしっかりしています




一応通電テストをしてみました。
インジケータランプ(LED)が青く光ります。

上のポートが2.1Aで下のポートが1Aとあります。
あんまり信用してないけど。(笑)



こちらの製品もこのまま使用するつもりは
全く無いので、さっそく分解開始。



口殻を割るのにちょっと苦労しました。。。
結構固い。

パッケージから出されて、
数分のうちにバラされるというのは、
メーカーさんも想定していなかったと思います。



取り出した基板
もうちょっと工夫したらさらに小さく収める事が
できそうですけどね。。。
2.1A側についているLEDがちょっと邪魔です。


LEDが基板の裏側にあります。
配線で少し延長されてインジケータとして光るんですが、
元の製品の形状が円筒形なんで、
スペース的にはこっちに余裕があるんですね。

僕には邪魔でしかないんですけど(笑)


何故LEDが邪魔かと言いますと、
あるケースに収めたいからなんです。
高さをできるだけ抑えたい。


前回使った黒いケースには基板の幅が
微妙に大きくて収まらず、高さも不足しています。
また、パパの部屋をゴソゴソしますと、昔使っていたADSLの
スプリッターが出てきました。

お! 使えそう。
ケースのネジがちょっと特殊な形状で、
外すのが少々めんどくさいですが無事に
「殻」だけに
する事に成功。


この「殻」に収めるには微妙に
インジケータのLEDとUSBソケットの基板に突き刺さっている
”足” が高さの邪魔になっています。


LEDを外し、USBソケットの足を折り曲げて
基板の表面からの配線に変更します。

それにしてもこの少ない部品点数で、
実現できるもんなんですねぇ〜。感心します。

自作するとなるとLM7805とかの
レギュレータを使う事を考えていたので、12V→5Vに
ドロップさせるのにヒートシンクが要りますもんね。
これだと熱もそんなに出ないと思います。


インジケータはソケットの右側に移動します。

電源は、前回の配線をそのまま流用。
抜け止めに配線を1周輪にして固定します。
固定はもちろんホットボンド。



ADSLスプリッターの箱である事を
証明する”NEC TOKIN Corp”の名称と、
認定番号。(笑)


設置場所は以前HIDのバラストがあった場所です。
この作業前後にメータ廻りを散々バラしてますので、
バラストはメーターの裏側に移設しました。


通電テストです。基板を逆さにしてますので、
ポートの下側が2.1A
上が1Aになります。

青いLEDランプもちゃんと見えます。




うまくいきました。
ケースに変な物を使ったので、「MODEM」とか「LINE」とか「PHONE」とか
要らん表示が書いてありますが、気にしない。
ついでに色も白くてなんだか目立つけど気にしない(笑)

これでナビとiPhoneの電源は確保できました。
これから何かUSBでの電源が必要になっても対処できますね。
雨天対策が全くされていませんので、雨の時はビニールでもかぶせて使用しないほうが
良さそうです。少々の雨はスクリーンの内側なんで濡れずに使えるかもです。

Ducati1098Sには実はリアシートの中にデータロガーのUSBメモリーがセットできるんですが、
ひょっとするとここからも5Vが取り出せるかもしれません。

ただ、ECUと直結してそうなんで、配線ミスやショートで、電装系を壊すと
スゴイ費用になりそうなんで、やめました(笑)