005:乾式クラッチ廻りのメンテナンス |
私がDucatiを買った理由の一つでもある ”乾式クラッチ” ここがキレイでないとやっぱりね。 純正のストック状態ですと、カバーはクローズドタイプなので、 スプリングやプレートは見えないのですが、定番カスタムとしては カバーをオープンタイプに変更するってのが「基本」みたいになってます。 Ducati Performanceのカバーは大人っぽくて良いのですが、 その隙間から覗くスプリングがなんともみすぼらしい。。。。 わかりにくいと思うので、 カバーを外してみます。 |
おわかりになりますでしょうか? 錆びております。。。 |
|
カバーをオープンタイプに変更されたオーナーの方の 共通の悩みかもしれませんねぇ(笑) 素材が鉄のスプリングですし、熱が加わる事もあり 錆びやすいみたいです。 スプリングリテーナーやボルトもなんだかくたびれてます。 |
まずはバラしてみましょう。 ヘキサゴンレンチでボルト6本を外していきます。 普通に手で回せるトルクです。 |
|
外れました。 まんべんなく錆びてます(笑) |
フェイスプレート(プレッシャープレート)もメッキの Ducati Performance ひそかに自己主張してます。 |
|
外すのは、手前に引っ張るだけ〜 |
一応、クラッチ板の摩耗の確認と アウターバスケットの摩耗の具合をチェック しておきます。たかだか5000kmなんでまだ問題はありません。 |
|
なんで、外したんやろう? プッシュロッド・・・・ 今回の作業では外す必要ないんですけど。(笑) |
プレッシャープレート。 中心にはベアリングが圧入されております。 プレッシャープレートを交換するなら新品のベアリングを 手配するか。。。 |
|
一応、表面はメッキされてるんで、 キレイに磨いておきました。 こういう部分がキレイになると気分的にいいもんです。 |
ベアリングのインナーは13mmのソケットが合いました。 外す時はこれで叩けば外れます |
|
ついでなんで、アチコチのボルトを ステンレス化します。 クラッチスプリングを止めていたボルト6本を 交換予定で買ってきました。 ついでにカウルを止めているボルトに咬ませる プラスチックのワッシャーも購入。 一番左が、スプリングの錆び取りに使う予定の ワイヤーブラシ |
ワイヤーブラシをドリルに取り付けて・・・と。。。 |
|
ラジオペンチで持って、 ブラッシング♪ 左側が錆び取り後のスプリング。 外側がツルン♪としてます。 内側はちょっと磨きにくい(というかブラシが入らない)ので、 ちょっと雑な仕上げとなってます(笑) |
このまま組み付けると、 数週間もしないうちにまた錆びが出ると思いますので、 適当にあったサーフェーサーを 吹いておきました。 艶消し仕様です(笑) |
|
見た目キレイになった! |
ハロゲンランプで乾燥促進 & なんちゃって焼き付け塗装(笑) |
|
後は順に組み付けていくだけです |
これにてみすぼらしい 錆び錆びとはおさらばです。 至る所、ピカッとしてます |
今回は、何ら性能に変化はありませんが、クラッチ板やアウターバスケットの摩耗具合が 確認できましたし、錆びの出ている部分もキレイになりましたので、 オーナーとしての満足度は高いです。 ま、スプリングの錆びに関してはいつまでこのサーフェーサーだけの塗装で 耐えてくれるかわかりませんが(笑) しばらくこのままいきます。 アルマイトのリテーナーとか、メッキスプリングとかアエラからは ステンレスのスプリングが出てるんですが、 スプリングキットだけに\10000.-って! なんか腹立つなぁ クラッチ操作の重さに我慢できなくなってきたら、 スプリングレートの低いものに換えてみようかなぁ |